Sencha Ext JS活用事例:Idera, Inc.の場合
Senchaが属するアイデラグループ(Idera, Inc.)では、Sencha Ext JSを活用し、その生産性、性能を活かしたWebベースのシステムを構築しています。
私たちが手掛けた最初のExt JSアプリケーションは、Salesforceの顧客/販売管理機能をグローバルチームやパートナーにまで拡張するものです。カスタムアプリケーションは、合理化されたUXとSalesforceの標準ソリューションを補完し、GDPR準拠が必要な顧客データ管理と可視性の向上を可能にします。フロントエンドのWebアプリケーションの構築にExt JSを使用しました。開発チームは、アジャイルアプローチによる開発プロセスにおいて、反復開発のスピードと柔軟性に大いに感銘を受けました。そして、Ext JSによって構築されたユーザーインターフェイスは、シンプルかつエレガントでした。
Salesforceとの接続には、DelphiベースのRAD Serverを用いています。この中間サーバーでは、Delphiのデータアクセスコンポーネント技術であるFireDACをクラウドサービスへの接続に拡張するEnterprise Connectorsを使用し、Salesforceに接続します。Enterprise Connectorsによって取得されたSalesforceのデータは、REST APIを使用してSencha Ext JSアプリケーションに渡されます。
このシンプルなアーキテクチャは、WebクライアントとSalesforceとの接続を容易に実現可能とし、将来的なメンテナンス効率も高めます。Salesforce以外のクラウドサービスやエンタープライズデータベースに対しても、まったく同様のアーキテクチャを利用できる点に注意してください。
Sencha Ext JS
Sencha Ext JSは、エンタープライズ向けWebアプリケーションを構築するための強力なソリューションを提供します。豊富なコンポーネントには、EditやButtonといった基本的なコントロールだけでなく、ビジネスアプリケーションで必須となるGridやChartなどが含まれます。また、大規模なデータを効率的に表示/編集可能するデータパッケージ機能があらかじめ用意されています。
Sencha Ext JSを用いれば、ビジネス向けの本格的なWebベースのアプリケーションを効率的かつ迅速に構築できます。
Sencha Ext JSの詳細は、こちらをご覧ください。
RAD Server
RAD Serverは、DelphiまたはC++で構築できるRESTベースの中間サーバー構築ソリューションです。Delphiで実証済のコンポーネントによるビジュアル開発をサーバーサイドアプリケーション構築にも応用。REST/JSONを用いたカスタムWeb APIを最小のコーディング量で実装できます。
RAD Serverには、RESTエンドポイントパブリッシング機能に加え、ユーザー/グループ管理を含むアクセス制御、エンタープライズデータアクセス、データキャッシュ、プッシュ通知などの機能が用意されています。
RAD Serverの詳細は、こちらをご覧ください。
Enterprise Connectors
Enterprise Connectorsは、DelphiまたはC++で利用できるエンタープライズアプリケーション/クラウドサービス接続コンポーネントです。100以上のデータソースに対応。Salesforce、SAP、Marketo、Dynamics、Kintoneなど多様なサービスを、共通のアクセス方式で利用できます。
Enterprise Connectorsの詳細は、こちらをご覧ください。